千葉県の公立中高一貫校の一次検査状況(千葉中と東葛飾中)が発表されました。
学校名 | 募集 | 受検者数 | 倍率 | ||
---|---|---|---|---|---|
男 | 女 | 計 | 計 | ||
千葉 | 80 | 413 (424) | 349 (361) | 762 (785)↓ | 9.5 (9.8)↓ |
東葛飾 | 80 | 483 (579) | 463 (568) | 946 (1147)↓ | 11.8 (14.3)↓ |
( )内は昨年度の数字です。
● 千葉中
2017年度の選抜でも応募者数を減らしましたが、男女ともにその減少数は約10名程度で、やや底を打った感があります。昨年の女子に続いて、来年には男子も10倍を切りそうですが、まだまだ高倍率であることに変わりはありません。一次検査だけを見れば、男女とも約2.5倍ですが、しっかりと実力をつけて検査に臨みたいところです。
● 東葛飾中
開校2年目ですので、応募者数の減少は想定内でした。その減少数も想定程度で、次年度も同じような動きをして、その後、千葉中と同数程度に落ち着いていくのではないでしょうか。倍率は、当然千葉中より高いわけですが、昨年も書いた通り、記述答案の書き方やまとめ方などをよく練習し、基本となる部分での失点をしないように、落ち着いて取り組むことが重要であることに変わりはありません。
東葛飾中の応募者数の動向は、来年度までは大きな減少、再来年度からは緩やかに、となるでしょうが、千葉中の減少傾向が落ち着いた点が大きなTOPIXでしょう。他府県と比較して、かなりな数の応募であることに変わりはありませんが、千葉中の数字から、今後は男女とも300名~400名の応募で推移、表面上の倍率は7~9倍、一次検査だけで見れば倍率は2倍前後(2人に1人は一次検査突破?!)と予測することができます。
敷居の高い検査ではありますが、現在小学校3年生、4年生のご家庭で、「倍率が高いから」と今からあきらめてしまって、2年後、3年度に倍率が下がったときに、「じゃあ今から」となっても間に合いません。先を見据えて、早め早めの準備をするよう心掛けておきましょう。
検査問題は、図表が豊富で、文章量も多く、難度も高いのですが、極端に配点の高い問題があるわけではありません。また、記述量に関して言えば、要求される文字数が多いわけではなく、記述(図示も含む)で答える箇所が多い、といった出題形式です。
昨年も書きましたが、自信のある問題で、取りこぼすことなくコツコツと得点を重ね、
- 趣旨にあっていれば得点を与える
- 部分点を与える場合がある
二次検査に向けて、体調を万全に整え、これまでの学習をしっかり復習しておきましょう。