福岡県の公立中高一貫校の応募状況が発表されました。
既設の3校(育徳館・輝翔館・門司学園)の応募者総数が横ばい,または減少といった中,新設の2校(嘉穂・宗像)には多数の応募者がありました。
育徳館と輝翔館は下げ止まった感がありますが,隔年現象でいけば増加する可能性もあった門司学園は,余波があったのか30名ほど減少してしまいました。
また,全体の応募者総数も昨年の766名から1868名へと,約1100名も増えており,公立中高一貫校を希望している家庭がまだまだいることがわかりました。
次年度は,さすがに新設の2校は減少するでしょうが,今まで隠れて(?) いた約1100名分の家庭が既設の3校に流れ,こちらは増加(倍率up )になるかもしれませんので,その動向には注目したいところです。
各学校の応募状況は以下のとおりです。
検査については,他県に比べてやや図表が少なく,文章(文字)による説明が多めとなっています。また,社会・理科といった領域の出題ではなく,日常生活に関連した,まさに『身の回りのいろいろな事柄』に対する出題になっていることも特徴といえるでしょう。
さすがに算数的な出題は独立した形で出題されるのですが,設問数に対して占める割合がやや多く,表を埋めたりといった細かな設問(解答)もあり,計算や場合分けなどに時間をとられてしまわないよう,時間配分などにも注意しておきましょう。