進取　創造　敬愛

大阪市内で唯一の公立中高一貫教育校である大阪市立咲くやこの花中学校・高等学校
他の学校と比べ特色のある教育への取り組みや高い進学実績から、保護者からの関心が非常に高いこの大阪市立咲くやこの花中学校・高等学校について、井寄教頭先生にお話をお伺いしました。

学校の特色

　本校は、平成20年（2008年）4月、大阪市内で唯一の併設型中高一貫教育校として開校しました。本年度（平成26年度）で7年目を迎えたばかりの大変若い学校です。2014年3月には、中学校の1期生が高等学校を卒業し、国公立大学や有名私立大学等に進学しました（初めての卒業生が、高い進学実績を残したことについて新聞記事でも紹介されました。）

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中高一貫校としての特色ある学校行事

　中学校は1学年2クラスの計6クラス。高等学校は1学年6クラス（総合学科4クラス、演劇科と食物文化科はともに1クラス）の計18クラスです。中高併せて1000名近い生徒が、一つのキャンパスを共有しながら、勉強に、部活動に、熱心に励んでいます。
　中学生は全員、咲くやこの花高等学校の「総合学科」に進学します。中高一貫校ならではの学校行事や分野の専門性を生かした学習活動が行われています。
　例えば、6月に中高合同体育祭が開催されます。高等学校の生徒会のメンバーが中心となって、担当の教員と何度も話し合い、中学生も高校生も楽しむことができるプログラムを考えています。中高合同体育祭には毎年、数多くの保護者の方々が来られます。高校生の迫力あるパフォーマンスや力強いプレー、中高生が和気あいあいと、仲良く、元気に、一生懸命頑張る姿をご覧いただいています。

分野学習から系列学習へ

学習指導・進路について

　高等学校では大変きめ細かい進路指導を行っています。土曜日には月に３回程度、「土曜セミナー」が行われています。高校生が土曜日の午前中に登校し、図書館で自主学習を行っています。高等学校の教員や大学生ボランティアが、学習をサポートしています。図書館に隣接している進路指導室も大変充実しています。相談コーナーや自習コーナーもあり、大学進学情報、入試問題等も豊富にそろっています。質問に訪れた高校生には、進路指導部の教員が丁寧に対応しています。
　中学校では定期考査以外に、「中高一貫学力推移調査」、高等学校では「スタディサポート」という学力調査を実施しています（全国で5万人以上がこの調査に取り組んでいます）。6年間の学力推移のデータを分析し、「これからどのような学習を進めていけばよいのか？」等について、学習方法を再検討したり、具体的な方針を立てたりします。大学進学時の資料としても大いに活用されています。
　このように6年間という長いスパンで学力の伸びを継続して検証し、軌道修正を加えながら、自分が目指す進路の実現に向けて取り組むことができることが本校の「強み」です。

部活・学校行事・生徒活動・課外活動

　部活動は分野別学習をさらに充実・発展させることを目的としています。中学生は分野ごとに設けた部活動に全員が入部することになっています（一般の中学校との大きな違いです）。「ものづくり（理工）分野」は科学部か数学研究部。「スポーツ分野」は器械体操部か陸上競技部。「言語分野」は文芸部、英語部、書道部、社会科部の中から一つ。「芸術（美術・デザイン）分野」は美術部に入部します。
　部活動の成果は対外試合（公式戦）や発表会、コンクール等で発揮されています。例えば陸上競技部では中高とも近畿大会、全国大会、インターハイ等ですぐれた成績を残しています。
　毎年、7月に中学校のオープンスクールが二日間にわたって開催されます。オープンスクールでは、授業とともに部活動も体験することができます（小学校6年生対象）。また、中学校では修学旅行を研修旅行と位置づけ、四国方面に行きます。二日目は４つの分野に分かれて体験的な学習に取り組みます。

入学を志望している皆さまへのメッセージ

　中高では、年間を通して学校説明会、オープンスクール等を実施しています。本校の特色ある教育活動、生徒の様子等、直接、本校までお越しいただき見ていただければ幸いです。
　咲くやこの花中学校と咲くやこの花高等学校のホームページも、日々、更新しておりますので、ぜひご覧ください。

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