受検まであと少し。対策漏れがないかの確認を!6年生

受検までのラストスパート

本年度最終模試となりました。
6年生のお子様におかれましては、入試に向けて対策漏れがないかを確認する最後の絶好の機会です。

例えば,「オリンピック(東京,ソチ,リオ)」「おもてなし」の対策をしている方は多いことでしょう。
しかしながら、中高一貫校の適性検査では、これらの項目から派生した内容が問われることが多いのです。

つまり、「あなたの好きなオリンピック種目は何ですか。その理由を○○文字以内で書きなさい。」
といったことは、もはや対策にはなりません(このようなことは書けて当たり前!?)。

「オリンピック」に関連した対策をするのであれば、


1964年の東京オリンピックが行われたときとの経済や技術の比較

⇒道路や鉄道や施設が整備されることでの利点。
当時の新幹線、これからのリニア新幹線など話題は豊富です。
高速道路などは、車の二酸化炭素排出(※1)といった話題にも関係してきます。

⇒携帯電話などの通信機器の発達による利点。

⇒国立競技場が新しくなるなどの話題から、競技場のトラックに関する出題。
直線や円、おうぎ形など、算数の出題の宝庫です。
※1 昨年、埼玉県の学校で、エコカーに関する出題がありました。

リオデジャネイロと姉妹都市になっている神戸

⇒Aさん「リオデジャネイロは日本の神戸と姉妹都市ですね。」
Bさん「神戸は貿易が盛んですね。」
Aさん「ここに○○の輸入に関する表が・・・」

のように,オリンピックの話題が貿易にまつわる出題になることも予想されます。

意表をついて!?、リオデジャネイロからサッカーワールドカップ

⇒Aさん「サッカーボールには五角形と六角形が使われているね。」
サッカーボール Bさん「それぞれ何枚ずつ使われているか・・・」

という昔から出題されているパターン(※2)や、

⇒Aさん「今度,学校でサッカーの大会があるんだ。」
Bさん「その対戦表を作ろうと思うんだけど・・・」

という出題まで、色々と考えられます。
※2 昨年、東京都の学校で、バレーボールをぬり分ける出題がありました。

ソチの北にある西カフカース山脈がユネスコの世界遺産

⇒姫路城(平成の修理)、富士山(文化遺産登録)など日本の世界遺産について(※3)
詳しく問われることは無いでしょうが、
fuji 「あなたが見てみたい世界遺産を次の中から選び、
なぜ見てみたいのか書きなさい。」
「富士山について、外国の友達に説明してあげましょう。」

といった、理由や他の人への説明などは、日頃から作文の訓練をして、スラスラと書けるようにしておきたいところです。
※3 昨年、神奈川の学校で、世界遺産の日光,法隆寺が取り上げられました。

東京,ソチ,リオの平均最高気温や降水量の比較(※4)

※4 昨年、神奈川の学校で、ロンドンの月平均気温と月降水量の出題がありました。

といった、周辺のことにも目を向けなければいけません。


実際に、どんなことが問われるかは、検査当日までわかりません。
「十分に対策したはずなのに、あんなことが問われるなんて・・・」
ということの無いように、今年度最後の模試で最終確認をしてください。

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