長野県の公立中高一貫校の応募状況が発表されました。
長野県の公立中高一貫校の検査状況が発表されました。
全国の公立中高一貫校の先頭をきって長野県などでは、早くも12月に検査が行われました。
長野県立屋代中では、男子減少・女子横ばいと、例年通り(?)の隔年現象。次年度の男子の状況が気になるところでしょうか。
長野県立諏訪清陵中については、昨年、「新設校は、3年目までは応募数の減少が続き、その後、安定していくことが多く」と書きましたが、まさにその通りの男子・女子ともに横ばい。これが次年度どのように動いていくのか、模試などで志願者数をよくよくチェックしておく必要があるかもしれません。
検査関連では、長野県立の適性検査Iで、『自然災害による緊急時の対応』に関する問題が目をひきます。本年も、各地で様々な自然災害が起こりました。 かつての入試では、このようなマイナスイメージの問題はあまり出題されない、という傾向が(暗黙のうちに?)ありましたが、ここ近年の防災に対する意識の問題からか、非常にストレートな出題でした。
これも、『(緊急時に)自分で考え行動する』ことができるかどうかをみる、という適性検査の方針に合致するからでしょう。
「思考力・判断力・表現力をみる」という、将来、社会にでるときに必要とされる力。
また、直近の時事ニュースが大々的に出題されることが無い、というのも例年通りでした。
チェックしておくのであれば、昨年も書きましたが、約1年前のニュースということになるでしょうか。2017年1月、2月の検査であれば、2015年後半のニュースが重要かもしれません。どんなことがあったか覚えていますか?
たとえ上辺だけであっても確認しておくにこしたことはないかもしれません。
2015年主要ニュース
- ネパール大地震
- 米国とキューバが54年ぶり国交回復
- 中国「一人っ子政策」廃止
- ラグビーW杯、日本3勝の歴史的快挙、五郎丸選手「ルーティーン」
- マイナンバー制度
- 北陸新幹線、長野―金沢間が開業
- 18歳選挙権
- 「軍艦島」など世界文化遺産
- 国産初のジェット旅客機、初飛行成功
- 世界体操、日本男子が37年ぶり金
- 「大阪都構想」住民投票で反対多数
- 首相官邸に「ドローン」落下
やや多めに拾いましたが、思い出しましたでしょうか?少し細かくみていきましょう。
- 「54年ぶり国交回復」… 海外の話題はあまり扱われませんが、「54」という数字に絡めて出題されることもありそうです。
- 「一人っ子政策」… これも海外ですが、「少子化」と絡めて、なぜその政策をとり、なぜ廃止されたのか。
- 「ラグビー関連」… 得点に関して、算数的な出題がしやすく、自身の「ルーティーン」について出題することができそうです。
- 「マイナンバー制度」… その活用方法・場面・利点や、問題点などいろいろ問えそうです。
- 「北陸新幹線」… 速さの計算問題として、観光客の増減などについて出題できそうです。
- 「18歳選挙権」… なぜ変更されたのか、変更することでどのような利点があるのか、あなたなら…
- 「大阪都構想」… なぜその構想が必要なのか、なぜ住民は反対なのかなど。
- 「ドローン」… その利用方法について、あなたならどのようなことに使いますか、など。