長崎県の公立中高一貫校の応募状況が発表されました。
学校ごとに見ていくと,
佐世保北中
2010年~2012年までは,応募者の増減が男女で同じ動きをしていましたが,昨年,一昨年は男女の応募者の動きが逆になる傾向でした。しかし,2015年度は男子の応募者数が伸びず,男女ともに減少となりました。女子はまさに隔年現象の動きで,次年度は男女ともに増加すると見ることもできますので,その動向に注目です。
長崎東中
ここ数年の応募者総数の増減が,佐世保北中と逆に動いており,2015年度もその傾向の通りとなりました。男女別で見ると,2013年~2015年の動きと,2010年~2012年までの動きが似ていますので,次年度は男子が増加,女子が減少となるかもしれません。
諫早中
開校以来,応募者数が減少していましたが,2015年度は男子が15名ほど増加し,応募者総数としては下げ止まった感があります。次年度以降はこの辺の人数で推移していくのではないでしょうか。
検査について
作文(70点)が適性検査の約半分の配点ですが,100字弱の記述と500字程度の記述の2題構成なので,こまごまと減点されないように,いろいろなタイプの記述の練習をして,作文のルールにのっとった正しい表現で書けるようにしておくと良いかもしれません。
適性検査(130点)の方は,試験時間が60分とやや長く,文章量も多いので,手際よく正確に解いていく必要があります。出題は,算数・理科・社会の各領域から偏りなく出題されているように見えますが,最後の設問が算数に繋がっている場合が多く,やや算数重視で練習しておくのが良いかもしれません。