2014年全国の公立中高一貫校最終の適性検査【高知県】
今週末は、いよいよ高知県の公立中高一貫校の適性検査日です。 これで、全国の公立中高一貫校の適性検査は最終となります。 では、気になる高知県の志願状況をみてみましょう。
学校名 | 募集 | 志願者数 | 倍率 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
男 | 女 | 計 | 男 | 女 | 計 | ||
安芸 | 35 | 35 | 70(70) | 33 | 33 | 66(57) | 0.94 (0.81) |
高知南 | 60 | 60 | 120(120) | 126 | 109 | 235(259) | 1.96 (2.16) |
中村 | 35 | 35 | 70(70) | 54 | 60 | 114(164) | 1.63 (2.34) |
( )内は昨年度の数字です。
志願倍率こそ高くないものの、今年度より入試制度が改定されており、過去問などによる対策がリセットされ、すべての志願者が同じスタートラインに立っている形となります。
これまでは、 中高一貫教育校への意欲や適性をみる問題 という表記でしたが、 適性検査A…言語・コミュニケーションや社会生活における適性をみる問題 適性検査B…数理や自然科学における適性をみる問題 という具体的な出題方針を打ち出しています。
検査が2種類となり、検査時間も従来の45分から、各40分の計80分と約2倍になっているわけですから、総設問数も倍近くに増えるはずですが、逆に考えれば、設問ごとの配点(比率) が下がるわけですから、取りこぼしをしても大きな差はつかないことになります。 解ける問題を確実に取り、記述問題などでは部分点でもよいですから、1点1点を積み重ねることで合格ラインに届くことになるでしょう。
検査日まで数日しかありませんが、すでに終了している他県の公立中高一貫校の問題なども参考に、最後の総復習をしておきましょう。
2010年度の香川県立中で、『千里の道も一歩より』(3つのことわざのうちの1つ)の意味をふまえて、自分の経験や考えを400 字以内で書く、という問題が 出題され、2012年度の高知県立中で『千里の道も一歩から』の意味を書かせる 問題が出題されています。